インフルエンザの流行時期

インフルエンザは一般的に冬にかかるものと思われています。
確かに、インフルエンザ予防接種は、秋口に行われることがほとんどですが、実際にインフルエンザの流行時期はいつなのでしょうか。

厚生労働省によると、日本におけるインフルエンザの流行時期は12月~3月となっています。
南半球では7月~8月、つまり寒い時期の流行が一般的です。

なぜこの時期に流行りやすいかというと、温度が低く乾燥している環境が、インフルエンザウイルスにとって生存しやすいからです。
また、空気が乾燥して寒い時期は、呼吸器官も痛みやすく、体力が低下しがちなことも原因に挙げられます。
さらに、年末年始の多くの人の移動は、インフルエンザが爆発的な増加につながる要因になっています。

しかし、新型インフルエンザの出現によって、過去には5月から感染が確認され、夏にかけて感染者が増えたこともあることから、流行の具合によっては、1年じゅうインフルエンザに気を付けなければいけないことになります。